コラム
三方五湖自然教室「三方湖でくらす生きものを観察しよう」を開催しました。
2023年10月16日(日)、三方五湖自然教室「三方湖でくらす生きものを観察しよう」を開催しました。
今回の体験場所は三方五湖の1つ「三方湖」です。三方五湖は湖によって塩分濃度が異なっており、見られる生きものも湖によって異なります。三方湖は唯一の淡水湖でコイやフナなど身近な生きものがくらしています。また、冬には400年以上つづく伝統の「たたき網漁」が行われていることも有名です。
講座では、はじめに、福井県立大学海洋生物資源学部の富永先生より、三方湖の生きものや、問題となっている外来生物についてお話をしていただきました。その後、船に乗って外来生物を捕獲するための定置網を見学しました。中身を確認すると、フナやウナギ、ナマズなど、もともと三方湖で見られる魚のほか、外来生物のアカミミガメやブルーギルも見られました。その後、生きものの計測方法を学び、実際に1人1人、挑戦しました。今回は魚は30cmを越えるような大きな魚も複数みられ、参加されたお子さんたちは恐る恐るながらも、初めての試みにとても楽しそうな様子でした。
参加者からは、「うなぎやいろんな魚を観たり触ったりしてとても楽しかった」、「ナマズが50㎝あって大きかった」などの感想を頂きました。今回の体験を機に、三方湖のことや外来生物の問題について興味をもつきっかけになればと思います。