コラム
「三方五湖自然教室 しじみ漁に挑戦しよう」を開催しました。
2023年9月23日、三方五湖の一つで、淡水と海水が混じる汽水湖、久々子湖で「三方五湖自然教室 しじみ漁に挑戦しよう」を開催しました。
講師の田辺さん(ら・シジミ代表)から、久々子湖のこと、久々子湖に生息しているしじみのことを教えていただきました。しじみ漁のための「鋤簾(じょれん)」という漁具の使い方も教えていただきました。鋤簾(じょれん)は、熊手の先に籠を付けたような漁具で、湖底の砂ごと籠の中に掻き入れてます。そして、湖面に浮かべた「とおし」というザルにしじみをいれます。とおしは、約1cm間隔に針金を張って作ってあるので、小さな砂や小石は隙間から落ちて針金の上には1cm以上のしじみだけが残ります。参加者の方は、初めて使う漁具に戸惑いながら、しじみを捕っていらっしゃいました。
田辺さんが、棒の上に、しじみを大きさ順に並べていました。5mmくらいの小さなしじみから、4cm位の大きさのしじみまで様々なサイズのしじみが整列しました。久々子湖では、様々なサイズのしじみが生息していることが分かります。5mmのしじみは、久々子湖で生まれたしじみです。久々子湖では、しじみが繁殖しているといえるそうです。最後に、田辺さんから、久々子湖でしじみを増やすために取り組んでいることを教えていただきました。しじみが育つ環境を作っていけるといいですね。