コラム
「海のふれあい教室 海藻染めにチャレンしよう!」を開催しました。
2024年2月24日「海のふれあい教室海藻染めにチャレンジしよう!」を開催しました。
体験学習室1に入ると、磯の香りがします。それもそのはず、学習室の片隅のコンロでは、大きな鍋でぐつぐつと海藻を煮ていました。本日の海藻染めで使う海藻、ホンダワラの仲間を煮ていました。参加者の皆さんも、講座が始まる前から興味津々でした。
講師の柴田さん(一般社団法人 うみから)から、海藻染めの方法を教えていただきました。最初に、布を折ったり、割り箸で巻いたり、ビー玉などをくるんで輪ゴムで縛ったりして模様ができるようにします。どんな模様にしようかな?頭をひねりながら、活動をされていました。その後に、鍋に入れて海藻と一緒にぐつぐつと煮て布を染めていきます。
布を煮ている間に海藻についてのお話をしていただきました。今回使った海藻はホンダワラという海藻です。春先には、たくさんのホンダワラの仲間が海中に繁り、まるで海の中の森のような景観を作ります。ホンダワラには、種子のような小さな丸い物が付いています。気泡というものです。空気が入った気泡があるおかげでホンダワラは海中ですっくと樹立して海中林を作ることができます。
布が煮あがったら、一度出して、水で洗い、ミョウバンを溶かした媒染液(ばいせんえき)の中に付けて色をしっかりと定着させます。その後にもう一度、煮て完成します。水で洗った後に、縛っていた輪ゴムや割り箸を外していきました。さて、どんな模様ができたでしょうか?「おおっ」参加者の皆さんは、歓声を上げながら広げていらっしゃいました。とても素敵な模様のバッグが完成しましたね。