コラム
「三方五湖自然教室 バードウォッチング⑤春 若狭湾海の鳥観察会」を開催しました。
朝、センターへやってきた講師(野鳥の会会員)から、アビ類が沖にいる!という情報がもたらされました。これは期待が高まります。講座開始後、さっそく観察に向かいました。沖の方に千島という島があるのですが、そのそばの海上に海鳥の群れがいました。シロエリ大ハムの群れです。ひょいひょいっと潜りながら、海上を進んでいます。少し距離があったのですが、望遠鏡を使ってシロエリオオハムの群れを観察しました。「ウミスズメがいる!!」との声も!どうやら、珍鳥を見つけたようです。探鳥会も大変盛り上がりました。講師もウミスズメがいるのは想定外だったようです。皆さん、夢中になって観察されていました。
屋外での観察の後は、講師から、野鳥についての講義をしていただきました。カワセミ、オオルリなどの鳴き声や水浴びをしている姿、オジロワシが力強く飛ぶ動画などを見ながら講義は進みました。今回の探鳥会では野鳥の缶マグネットも作りました。野鳥の会オリジナルのとてもかわいらしいマグネットです。大人の方もお土産に作って帰られました。
本日観察したアビ類は、北に帰ります。でも、私たちの周りには、たくさんの野鳥たちが暮らしています。じっと目を凝らせば、エサを採ったり巣を作ったりしている姿を見ることができるかもしれません。ぜひ、身近な野鳥にも目を向けてくださいね。