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コラム

2024年11月6日(水曜日)

「海のふれあい教室 海浜植物採集と標本作り」を開催しました。

2024年7月20日「海のふれあい教室 海浜植物採集と標本作り」を開催しました。

 海浜自然センター周辺の海岸に咲く植物も花盛りを迎えています。植物採集と標本作りは他の博物館でも夏休み企画として開催されています。海浜自然センターでは、海岸に生息する海浜植物の採集と標本作りを開催しました。講師の早坂先生から、採集方法や標本作りについて教えていただいた後、植物採集へと向かいました。

 センター近辺では、オレンジ色の花が咲いているヒオウギスイセン、少し歩くと青色の花のハマボッスなどを採集できました。葉をひっくり返すと小さな花が咲いているコニシキソウなど面白い名前の植物も見つけました。標本作りには、花や実が付いている植物を探す必要があります。花や実は、手の届かない所でも見つけることができます。高枝ばさみでキリの実を採集しました。

 センターで一休みした後に、砂浜への採集に向かいました。ツルナ、オカヒジキなどは葉を食べることもできます。海浜植物は、水を求めて根を深く張るなど海岸での生育に適した特徴を持っています。海岸で生息するコウボウムギやオカヒジキもしっかりと根を張っています。

 午後からは、採集した植物を標本に仕上げていきます。新聞紙で挟んでいくのですが、余分な葉を落としたり、花を開いたりと手を加えていくことが必要になります。植物を同定(名前を調べること)もしていきます。植物が挟まれた新聞紙の束を紐で縛ったら本日の作業は終了です。しっかりと乾かしてよい標本にしてくださいね。

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