2022年4月23日（土）高浜町の和田海岸において、海のふれあい教室「春の砂浜で生きものを探してみよう」を開催しました。

この日は曇り空でしたが、波はなく、安心して観察会を実施することができました。

春はたくさんの生きものたちが生まれる季節です。この時期の砂浜には、普段目にすることができない魚の赤ちゃんたちも集まります。講師の富永教授より、砂浜の生きものたちがどこにいるのかお話頂き採集を始めました。まずは小さな網を使って波打ち際でひと掬いします。すると、釣りのエサとして使われているようなアミ類が大量に採れました。また、浅瀬でケタ網と呼ばれる大きな網をひき、生きものを採集しました。ケタ網では、クサフグやイシガレイなどの魚類の他、クロヘリアメフラシやカニの仲間など、たくさんの生きものを採ることができました。採れた生きものたちは富永教授より解説頂き、最後にみんなで海に帰しました。

参加者からは、「自分たちで海に来ただけでは知りえない生きもののことを知れた。」、「自分たちの住んでいる地域の生きものと違っていて面白かった。」といった感想を頂きました。海浜自然センターでは、和田海岸の他にも、小浜市の西津浜でも砂浜の体験教室を開催しています。海岸によって観察される生きものが異なるので、両方参加し、それらを比較してみるのもお勧めです。