2022年12月10日（土）、三方五湖自然教室「伝統漁法　たたき網に挑戦しよう」を開催しました。

　三方五湖の1つである三方湖では、毎年冬になると、たたき網漁が行われています。たたき網漁は、竹竿で水面をたたき、浅い湖底でじっとしているコイやフナを驚かせて網に追い込む漁法です。世界的にみても三方湖ならではの漁法と言われています。

　講座では、船に乗って漁場に向かい、まずは漁の様子を見学しました。網を張って湖面をたたく様子を見た後、参加者にも挑戦していただきました。竹竿で上手に湖面をたたくと周囲に大きな音が響きます。小学校低学年～大人の方まで、何度も何度も湖面をたたきました。網を少しずつ引き揚げていくと、なんと、７０ｃｍほどの大きなコイがかかりました。とても大きいです。

　体験後はコイの煮つけや味噌汁（こいこく）を試食していただきました。コイを食べるのは初めてという方ばかりでしたが、おかわりを申し出るほど盛況でした。

　参加者からは、「三方湖の魚がこんなに美味しいなんて」、「テレビで見ていたことを実際に体験して迫力を感じました」、「冬の食糧庫として昔から重宝されていたと感じた」などとたくさんの感想を頂きました。

　三方五湖の伝統漁法や食文化、魅力を楽しく美味しく学べたのではないかと思います。豊かな自然環境をこれからも守っていきたいですね。