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コラム

2023年4月17日(月曜日)

海のふれあい教室「早めに自由研究スタート①②貝殻採集・標本作り」を開催しました。

2023年4月15日「海のふれあい教室 早めに自由研究スタート!①②貝殻採集・標本作り」を開催しました。

今年も、美浜町坂尻海岸で、午前中に貝殻採集、午後からは、海浜自然センターで貝殻標本作りを行いました。前日から、当日の天気が心配でした。当日の朝も、雨が降っていましたが、徐々に小雨になり、講座開始時刻には雨が上がっていました。講師の林先生(漂着物学会会員)を紹介した後、早々に、参加者の方にバケツを持っていただき、海岸へ向かいました。

雨が降らないうちに・・・と皆さん、脇目もふらずに採集をされていました。「打ちあがった海藻をどけると貝殻があるよ。」など教えていただきながら採集を行いました。波打ち際の砂に隠れている微小貝も採集しました。熱心に採集をしているとあっという間に時間が経ちます。標本作りに十分な量の貝殻を集められたので採集を終えました。雨が降らずに済みました。坂尻多目的センターで少し休憩させていただき、講座を終了としました。

午後から、海浜自然センターで貝殻標本作りを行いました。まずは、採集してきた貝殻をきれいに洗って乾かします。そして、二枚貝、巻貝などに貝殻を仲間分けしていきました。林先生が用意してくださった資料、図鑑、海浜自然センターにある標本などと見比べながら、同定(名前を調べる)していきました。参加者の方は、図鑑を手にし、苦戦しながら同定されたようです。今回、60種以上の貝殻を採集された方もいらっしゃいました。「たくさんの貝殻があり、どれがどれだか分からなくなった。でも、面白かった」などの感想が寄せられました。

海洋の環境も変化しています。例えば、海水温の変化によって生息する生きものも変化します。貝についても同じことがいえます。貝殻を採集して標本として残すことは、今の海の環境を記録することになります。10年後、20年後、採集できる貝殻に変化が見られるかもしれません。その時、今回採集した貝殻が、資料として役に立ちます。今回作られた貝殻標本、大切にしてくださいね。

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