コラム
三方五湖自然教室「伝統漁法に挑戦しよう①投網」を開催しました
2021年9月23日(木・祝)、食見海岸で三方五湖自然教室「伝統漁法に挑戦しよう①投網」を開催しました。
投網の体験教室は、当センターでは今回が初めての試みです。
投網は1度にたくさんの魚を採ることができるとても面白い漁法ですが、ただ普通に投げるだけでは網口が広がることはなく、魚を採ることができません。上手に投網をうつにはたくさん練習し、コツをつかむことが大切です。今回はそんな投網を参加者の皆さんに挑戦していただきました。
はじめに三方湖周辺の漁業について、鳥浜漁業協同組合の田辺組合長より教えていただきました。その後、組合長指導のもと、センター前の広場で投網の練習を行いました。最初は投網の重さや難しさに驚いている方が多い様子でしたが、1時間ほどの練習でメキメキと上達し、上手な方は綺麗な円形に網口が開くようになりました。練習後は海岸に移動して実際に投網を使って生きもの採集をし、ヨコスジフエダイやニジギンポ、クサフグ、キュウセンのほか、エビやカニの仲間を採ることができました。
参加者からは、「うまく投げられるようになった、とても面白かった」といった感想をいただきました。
今回は海での体験でしたが、投網は一般的に川で使用する漁具なので、次は地域のルールを守りながら川でも挑戦してもらえればと思います。