コラム
海のふれあい教室「海藻の体のしくみを知って美味しく食べよう」を開催しました。
2022年3月6日海のふれあい教室「海藻の体のしくみを知って美味しく食べよう」を開催いたしました。
ワカメ、ヒジキ、コンブ、岩ノリ、モズクなどの海藻、一度は食べたことがあるのではないでしょうか。それ以外にもたくさんの海藻を私たちは食べています。今回は、和菓子に欠かせない食材の一つである海藻から作られたテングサを調理しました。
紅藻(こうそう)の仲間でありテングサの原料となる海藻は本来赤い色をしています。収穫した海藻をきれいに洗った後に、水に晒して干してという工程を何回か繰り返すと薄い茶色になります。今回は、こうして作られたテングサから寒天ゼリーを作りました。寒天ゼリーの作り方は、子末さん(大島漁業協同組合女性部長)に教えていただきました。まず初めに、テングサをグツグツ煮ていきますが、その時に、秘密の調味料「酢」を少し入れます。酢を入れると柔らかくなるそうです。
グツグツ煮た後は、ザルでこします。ジュースと砂糖で味を付けて型に入れます。何も入れずに固めれば「あんみつ」や「みつまめ」の寒天になります。
ゼリーが固まるのを待つ間に、センター職員が海藻のお話をしました。海藻にはとてもたくさんの種類があること、日本ではとてもたくさんの種類の海藻が食べられてきたことなどを聞いていただきました。海藻を食べてきた食文化をこれからも大切にしていきたいですね。