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コラム

2023年4月21日(金曜日)

海のふれあい教室「海の森のかくれんぼ名人たちを探してみよう(4月16日)」を開催しました。

 2023年4月16日(日)海浜自然センターにおいて、海のふれあい教室「海の森のかくれんぼ名人たちを探してみよう」を開催しました。

 春の海は海藻が森のように広がっており、そこには生まれたばかりの小さな生きものがたくさん隠れています。海水温が冷たいこの時期、センター前の堤防にも海藻がびっしりと生えています。春は新しい命が産まれる季節です。講師の渡辺氏より海藻が小さな生きものたちの隠れ場所であることや、お食事処であるというお話を聞き、堤防に移動しました。長いタモ網を使って海藻をゴソゴソとゆすると、海藻の切れ端が入っていました。生きものがおらず残念と思いきや、そこには海藻のふりをした小さなエビたちが入っていました。生きものたちの多くは海藻のふりをしています。これは海藻の切れ端なのか、生きものなのか、少し疑心暗鬼になりながらも注意深く観察し、全体で20種類以上の生きものを捕獲することができました。海浜自然センターではたくさんの講座がありますが、本講座の生きもの発見種数はナンバーワンです。採集後は講座室に戻り、採れた生きものの観察をしました。似た生きもの同士でグループ分けをしたり、透明なケースに入れて写真を撮ったりして楽しく学んで頂きました。

 参加者からは、「子供も大人も楽しめる講座でとても良い体験ができました」、「小さい生物の世界を体験できて楽しかった」などの感想を頂きました。海藻の中に隠れている生きものは春先の短い期間内にも移り変わります。次回の講座も楽しみですね。

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