コラム
海のふれあい教室「早めに自由研究スタート!未来の海のために!海ゴミ調査にチャレンジ」
冬に若狭湾にたくさんの漂着物が流れ着きます。流木や海藻に混じり、プラスチック製品が多く見られます。そういったプラスチック製品は、海ゴミとして各地で大きな問題になっています。今回、海岸に流れ着いたプラスチック製品の量を調べる講座「若狭の海のために!海ゴミ調査にチャレンジ」を開催しました。
最初に、若狭湾を拠点として海ゴミを資源に変える方法を模索するチーム「アノミアーナ」代表の西野ひかる氏から、若狭湾の漂着物の現状についてお話をしていただきました。その後に調査を開始しました。今回は、10mの区間で調査を行いました。ペットボトル、漁網、その他のプラスチック製品を拾っていきました。球形の漁具やタコつぼなど大きな物も落ちていて驚いた様子でした。お弁当の容器やおもちゃの一部な私たちの生活に使われていた物も多くありました。大きな物を拾った後に小さな物を拾っていきました。海藻に絡まった漁網や海藻の中に潜り込んでいる小さなプラスチック製品など一筋縄ではいかない物もあります。採集したプラスチック製品は、「漁具」「ペットボトル」「発泡スチロール」「その他」に分別していきます。分別後、重量を計測しました。調査終了後に、調査結果をレポートにまとめました。「プラスチック製品などが、想像以上に多かった。」「砂浜の表面だけでなく、砂の中にある物もあり拾いにくかった。」などの感想が寄せられました。