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コラム

2022年7月14日(木曜日)

「海のふれあい教室 早めに自由研究スタート⑤世界の海は海藻であふれている!多様な海藻について知ろう!」

2022年6月4日「海のふれあい教室⑤世界の海は海藻であふれている!多様な海藻について知ろう!」を開催しました。

東京海洋大学から、神谷先生をお迎えして講座を開催することができました。神谷先生から、海藻についてのお話をお聞きしました。海の中で揺れている海藻は、ぬるぬるした柔らかい体を持っていますが、ウミウチワのように、硬い体を持った海藻もあります。たくさんの種類の海藻があることに参加者の皆さんは驚いたようです。また、海水温の上昇、ウニなど特定の生きものの増加と海藻の関係についてもお話ししていただきました。

お話の後は、海藻の採集を始めました。砂浜、磯場、岸壁で採集を行いました。それぞれの場所で採集できる海藻に違いがありました。砂浜では、ボウアオノリ、アナアオサなど、そして海岸に流れ着いた海藻も採集しました。磯場では、波が高く、皆さん苦労しながらカゴメノリやホンダワラ類を採集しました。最後は岸壁で採集しました。ムカデノリ、ワカメの一部などを採集しました。

午後から、標本作りを開始しました。標本に使う海藻を眺めてみると、その種類の多さに驚かされます。「モク」とつく海藻は、アカモク、イソモク、「ノリ」がつく海藻は、コメノリ、マツノリなどがあり、非常に多くの海藻に、参加者の方は、苦戦しながら標本を作っていました。

多様な海藻たちは、海の環境の複雑さから生まれます。そして、多様な海藻が、豊かな海の環境を作り、たくさんの海の生きものを育みます。もうそろそろ海藻の季節は終わりますが、来年もたくさんの海藻に出会えるといいですね。

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