エンターキーで、ナビゲーションをスキップして本文へ移動します

コラム

2022年8月1日(月曜日)

海のふれあい教室「海浜植物採集と標本作り」を開催しました。

今年も海浜植物採集と標本作りを開催しました。早坂先生に標本作りの方法についてお話していただいた後に採集に向かいました。植物採集では、花か実がついている時に採集します。草の採集では、根も採集し、球根がある植物は、球根も採集します。

センター前の浜でノブドウ、アカメガシワ、ハマゴウなどを採集しました。昔は、ノブドウの実からワインが作られていたそうです。紫色の花が咲いていたハマゴウは、草のように見えますが、実は、木であることなど植物についてのお話を教えてもらいながら採集をしました。

砂浜での採集では、コウボウムギ、ネットのようなアメリカネナシグサを採集しました。この時期には花が終わっているスナビキソウも今回は採集できました。白い花が咲いていました。

午後からは、採集した植物を標本にしていきました。新聞の上に植物を広げていきます。花はしっかりと開いた状態にして、葉は、表と裏の両方が分かるように広げます。球根や実は2つに割って乾きやすいようにします。標本を見ると、葉の様子、花の付き方などたくさんのことが分かるのがよい標本です。参加者の皆さんは、よい標本になるように工夫しながら、作っていらっしゃいました。

「海沿いに長年暮らしているにも関わらず、初めて知る植物ばかりで新鮮でした。うまく乾燥しますように・・・」「丁寧に分かりやすく説明していただき、ありがたかった。時には、ユーモアたっぷりで楽しかったです。」などの声が寄せられました。

海へは海水浴に来ることが多いかもしれません。砂浜へ目を向けるとたくさんの植物を見ることができます。浜に咲く花にも目を向けてくださいね。

コラム一覧へ