2022年6月11日（土）、食見海岸にて、スノーケリング自然教室「みんなで環境美化！海域公園クリーンアップ」を開催いたしました。

海浜自然センターのスノーケリング体験は、海中清掃から始まります。今回の参加者は、経験豊富なベテランさんや当センターのスノーケリングリーダー（講師）が多く、次々と海中からゴミが引き上げられていきました。今年もゴミの多くはプラスチックで、容器の破片などが目立ちました。ほかにも釣り竿やリールまでもが沈んでおり、衝撃的な場面もありましたが、活動を終えるころには綺麗になり、参加された皆さんはとてもスッキリされた様子でした。

毎年のことですが、特にプラスチックゴミが目立ちます。これらは自然由来の物と違い、小さく砕けてもほとんど分解されず、いつまでも海中に残り続けます。たとえ街中で飛んで行ってしまったゴミであっても、水路や川を流れ、最終的には海に流れつきます。毎年、食見海岸では多くの方に海中景観を楽しんで頂いていますが、これからもこの美しい景観を保てるように、一人一人がゴミを出さないよう意識していくことが大切です。

今回の活動を通し、参加者からは、「いつもは生きものを探していたが、意識的にそれ以外を探していたので視点が変わって面白かった」などと感想を頂きました。次回は、シーズンが終わる9月に海中清掃を行います。これまで培ったスノーケリング技術を用い、普段と違った視点で海の中を覗いてみませんか？