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コラム

2023年1月7日(土曜日)

海のふれあい教室「イカの体のしくみを知っておいしく食べよう」を開催しました。

最初に、本日使用するスルメイカについて説明しました。その後に、イカの体のつくり、解剖の方法についてのお話をしました。実際に解剖して見ていただいてから、参加者の方々にも解剖を始めてもらいました。

ハサミで外套膜(がいとうまく)を開いていきます。エラ、肝臓、胃などの器官を確認していきます。口にあるカラストンビと呼ばれている部分やその周囲にあるまん丸の筋肉を観察しました。口とつながっている消化管を引っ張ってみたり、消化管を辿って胃を見つけたりしていきました。胃の中を開いてみるときれいに消化されているのが分かります。するどいカラストンビと強力な筋肉で細かくしていくのですね。目の中から取り出したビー玉のようなレンズに驚いたりしながら解剖を進めていきました。そして、イカといえば、イカ墨、墨袋も忘れてはいけません。消化管にくっついているやや銀色に光っている墨袋をそっと引きはがします。袋から墨をだして、絵も描けます。解剖の後は、ホイルに包んで、ホイル蒸しにしました。よい匂いがすれば出来上がり。熱々を試食して講座を終了しました。

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