エンターキーで、ナビゲーションをスキップして本文へ移動します

コラム

2022年12月14日(水曜日)

海のふれあい教室「海の宝物を調べよう!」「漂着物アートに挑戦しよう!」を開催しました。

はらはらした空模様でしたが、当日の朝、空を見上げてほっと一安心の曇り空でした。ビーチコーミングについてのお話は後にして、先にビーチコーミングを行いました。シーグラス、プラスチック製品、流木など拾っていきます。アブラギリやハゼなどの実を拾った方もいらっしゃいました。変わった物では、サルノコシカケがありました。

講師の林先生から、ビーチコーミングについて講義していただきました。昨年度の本講座で、福徳岡ノ場噴火について紹介していただきました。噴火によって噴出した軽石が日本各地に漂着するのではないでしょうか、というお話でした。今年になり、その軽石が、海流に乗り、日本海沿岸に打ち上げられています。福井県にも漂着しています。はるばる海流に乗って北海道の稚内にまで流れ着いた物もあるそうです。海浜自然センター前の浜でも、丸みを帯びた軽石を見つけることができます。今は、あちこちで見ることができる軽石ですが、あと何年か経過すると削られて細かい砂になるそうです。見つけた時に拾っておくのもいいかもしれませんね。

 午後からは、集めた物を使ってリースを作りました。興が乗ってきたのか、次々と作っている方もいらっしゃいました。ご自分が拾われたモダマを飾りに使われたり、ペットボトルキャップでカラフルなリースにしたり、アイデアそれぞれ、趣向を活かしたリースができましたね。最後に、先生に完成したリースを紹介していただき講座を終了しました。

 「環境のことや自然科学的な学びのとてもいい機会になっています。」「家の近くの海でゴミ拾いを含めたビーチコーミングをこれからも行っていきます。」などの声が寄せられました。これから北陸は、漂着物のシーズンが始まります。寒くて暗い季節ですが、海岸に楽しみがありますね。みなさんも、ビーチコーミングに出かけ、お宝を探してみてください。

コラム一覧へ