コラム
三方五湖自然教室「田んぼで魚の赤ちゃんをつかまえよう」を開催しました。
2023年7月2日(日)、若狭町鳥浜地区の水田にて、三方五湖自然教室「田んぼで魚の赤ちゃんをつかまえよう」を開催しました。
はじめに福井県立大学海洋生物資源学部の富永先生より、なぜ田んぼでコイやフナなどの魚の赤ちゃんを育てているのかお話を聞きました。また、田んぼの持ち主の「美しい鳥浜を創る会」の岩本さんより、魚が水路と田んぼを行き来できる「水田魚道(すいでんぎょどう)」について教えて頂きました。今回の田んぼには水田魚道が設置されているので、春になると魚たちが卵を産むためやってきます。今回の体験では、田んぼの畔道を進み、ここで産まれ成長した魚の赤ちゃんたちをつかまえました。
水田に向かうと、水の中には小さな魚の群れが見えました。網ですくうと3cmくらいのフナの赤ちゃんの他、ドジョウやナマズ、カエル、エビなど、たくさんの生きものが見つかりました。皆で手分けして種類や数を記録した後、三方五湖につながる川に放しました。元気に大きく育つと良いですね。
そのほか、参加者からは、「身近に田んぼがないため、どのような生き物がいるか知れてよかった」などの感想をいただきました。
今回採れた主な生きもの:フナ301匹、ドジョウ24匹、ウキゴリ283匹、ナマズ4匹、タモロコ2匹、ヌマチチブ4匹、ヨシノボリ類15匹、エビ類119匹、タニシ45匹など